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Chapter 1111章1 EEEEEEEフォローアップの体制は問題ないのかといった社会的な問題も含まれる。 ER医は患者の病状だけを見ていてよいわけではない。患者の社会背景まで考慮する必要があることを忘れないようにしたい。専門診療科との協力 ERは「救急部門」というひとつの部門で完結できるものではない。各専門診療科との協力が必要不可欠である。今後の超高齢化社会を考えると、複数診療科での治療が必要な患者が多くなる。また、多発外傷患者の治療でも複数診療科での治療が欠かせない。 ER医は患者を専門診療科に割り振ればよいというわけではない。どの専門診療科に継続診療をしてもらうことが患者のためになるのか、どの治療を最初に行えば患者の予後が最も改善されるのか、このように患者の診療における中心的な役割を担い、診療の舵取りを行う役割を担っているのである。 救急医療における司令塔は常にER医であるということを胸に、患者の安全を守っていけるよう、日々精進していく必要がある。
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