の課程に新生児蘇生法「一次コース」を導入しているところも出てきていることから、日本蘇生協議会の了解のもと、新生児蘇生法委員会で検討を重ね、病院前新生児蘇生講習会プログラムを作成しました。 本書では周産期医療を専門にしない救急隊員および救急救命士の皆さまが、新生児蘇生法を理解して実践するために構築された病院前新生児蘇生法講習会の事前学習・事後学習用のテキストとして作成されました。2018年4月現在、34,122名が救急隊員として救急業務に従事しており、そのうち26,581名が救急救命士として運用されています。一人でも多くの救急隊員および救急救命士が本講習会を受講して、臨床の場で自信を持って新生児の救護にあたっていただけることを期待します。 本書の作成にあたり、ご助言・ご協力いただいた救急隊員・救急救命士の方々、新生児蘇生法事務局(栗田真貴女史、飯島和子女史、矢野裕子女史、篠塚千夏女史、木村優子女史)および短期間で本テキストの出版を実現してくださったメディカ出版に深謝いたします。 2020年1月16日 日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法委員会 委員長 国際蘇生連絡委員会Neonatal Life Support Task Force 日本蘇生協議会 理事 細野茂春iii
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