T530370_再作成
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131 今、なぜ抗凝固薬が注目されているのか序 章 NOACも発売されて5年以上経過し,新しいという意味合いが薄れ,最近では血液凝固カスケードの1つの因子(トロンビンまたは第Ⅹa因子)を直接かつ選択的に阻害することから,直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)とも称されるようになっている.また,未分画ヘパリンについても,血小板に対する作用を有することから出血性の副作用が多いという問題があったが,低分子ヘパリン(日本においては術後のみ保険適用)や静注用Ⅹa因子阻害薬が使用できるようになって,治療法の選択肢が増えた. 2014年9月には,心房細動に対して治験が行われたすべてのDOAC(ダビガトラン,リバーロキサバン,アピキサバン,エドキサバン)が保険適用となった.2011年3月に静注用Ⅹa因子阻害薬(フォンダパリヌクス)が静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism:VTE)に対して保険適用となっていたが,2015年12月には3つのDOAC(リバーロキサバン,アピキサバン,エドキサバン)も保険適用となった.予定されていたすべてのDOACが出 1962A 心房細動管理B VTE管理ビタミンK拮抗薬ワルファリン(ワーファリン®)経口経口静注・皮下注・筋注皮下注皮下注経口経口経口経口経口経口経口未分画ヘパリン•ヘパリンNa / Ca (各種ヘパリン®)•ワルファリン (ワーファリン®)低分子ヘパリンエノキサパリン(クレキサン®)Ⅹa阻害薬フォンダパリヌクス(アリクストラ®)Ⅹa阻害薬エドキサバン(リクシアナ®)Ⅹa阻害薬•リバーロキサバン (イグザレルト®)•アピキサバン (エリキュース®)Ⅹa阻害薬リバーロキサバン(イグザレルト®)Ⅹa阻害薬アピキサバン(エリキュース®)Ⅹa阻害薬エドキサバン(リクシアナ®)トロンビン阻害薬ダビガトラン(プラザキサ®)196220082011201420151962197420113月4月2月9月9月9月12日201220132014図 日本での心房細動およびVTEに対する抗凝固薬の市場への導入を示した年表低分子ヘパリン(エノキサパリン)については,整形外科手術または腹部手術のVTE管理に限定.
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