Case:70歳代、男性[主訴]心窩部痛[現病歴]3年前から労作時の胸痛を自覚していたが様子をみていた。最近になって300m歩くと症状が出現するため近医より冠動脈CTをオーダーされた。解析中にLMTに90%狭窄を認めたため、当日カテーテル検査を行い入院となった。[冠危険因子]高血圧症、糖尿病、脂質異常症[検査データ]eGFR 47mL/min、BS 134mg/dL、HbA1c 7.0%、TG 88mg/dL、HDL-C 53mg/dL、LDL-C 126mg/dL[内服薬]アジルサルタン40mg/day、アムロジピン5mg/day、ベニジピン8mg/day、イコサペント酸900㎎/day症例紹介治療前検査画像左冠動脈造影10 inch RAO 30 Caudal 258 inch RAO 30 Caudal 25LMT狭窄であり、カテ圧がダンピングしたので5Fr診断カテーテルに20G針でサイドホールを作成して造影を行いました。有意狭窄なし。右冠動脈造影横隔膜位まで血管径は目視2.0mm。左内胸動脈造影901 左主幹部(LMT)病変Ⅰ 病変から考えるPCI治療
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