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i序 文 『新生児内分泌ハンドブック』を6年ぶりの改訂により、新版(3版)としてようやくお届けできることとなりました。学術論文に立脚して網羅的に記載した「新生児内分泌の専門書」というコンセプトを維持しながらも、新版では全面的な改訂を行いました。 新たなコンセプトは、「新生児内分泌を専門とする医師だけでなく、新生児の呼吸・循環など種々の新生児合併症の病態に深く関わり、その治療に直結する『新生児内分泌』を新生児科医のみならず、周産期医療に関わる産科医・助産師・看護師にも広く知っていただくこと」、そして疾患をもつ子どもには必ずフォローアップが必要であることから、「新生児のフォローに関わる小児科医、特に小児内分泌医が読んでもためになるハンドブックとすること」です。 今回執筆をお願いした先生方には、これまでの記載に引きずられず、新たな視点で記載いただくようお願いしました。責任編集を担当させていただいた特権で、出版を前にすべての原稿を読ませていただきましたが、本当に震えるくらい立派なテキストができたことに、感激してしまいました。ご多忙のなかにもかかわらず執筆いただきました先生方、本当にありがとうございました。心より感謝いたします。 この書を手に取ってくださった皆さま! 通読していただいても結構ですし、必要な章だけ読んでいただいても結構です。きっと新たな発見があり、これまで疑問に思っていたことの答えのいくつかが見つかると思います。 このハンドブックが皆さまの診療の一助となり、それが赤ちゃんの明日につながることを祈念しています。 2020年4月責任編集を代表して 河井昌彦

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