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 産婦人科の領域は、腫瘍、周産期、生殖医療、女性医学などに分けられます。遺伝現象は、「継承」と「多様性」から成り立っていることを考えれば、この全ての領域に遺伝現象が関与していることは明らかです。 周産期の領域においては、出生前診断を思い浮かべる人が多いと思います。出生前診断は、胎児治療や積極的な新生児管理などに関連する重要な技術です。また、女性の妊娠・出産に関する自己決定に大きく影響する事項でもあります。 腫瘍の領域においては、体細胞の変異における遺伝子の関与が、分子標的薬の開発に活かされるようになっています。その一方、腫瘍の中には、生殖細胞系列の変異が大きく関与する家族性腫瘍も存在しています。産婦人科診療に遺伝は関係ある?Q0あります。と言わないと本書自体が成立しません!A産婦人科学遺 伝腫 瘍周産期生殖医療女性医学

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