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き方を限られた箱の中に閉じ込めてしまう危険があります。ヒトは何者にも左右されない自由の中で生きていくべきです。　言うまでもないことですが、産婦人科医師は、産科疾患のみならず、婦人科領域の腫瘍や生殖医療について知悉する必要があります。当然ですが妊婦さんも他科の疾患を合併することがあるので、たとえ産科だけを専門にやりたいと思っていても、広範囲な知識と診断能力が要求されます。本書は、そのような視点から症例を厳選しました。動画を用いて読者の理解を深めることにも取り組んでみました。ですから本書を通読していただければ、日々の臨床に必ず役立つものと思います。最後に、10年間の連載にお付き合いいただいた教室員と、出版に際してお世話になったメディカ出版編集部の皆さんに心より感謝します。2018年1月18日　増崎英明夕暮れに　　　暖を手渡す　　　　　　御慶かな