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iii  推薦の言葉すぐに子どもを診たくなる本です! 著者の児玉和彦先生とは、2011年12月に大阪駅に隣接する新梅田食堂街で初めてお会いして食事をして以来のお付き合いです。毎年2人で忘年会をしていますし、誕生日も2日違いで近いので「生誕祭」もしています。多いときは毎週会うこともありますし、毎日のようにFacebook Messengerでメッセージし合っています。「家族以上恋人未満」の付き合いです。 本書は、メディカ出版が毎年企画し、児玉先生と私が講師を務めるセミナー「重症軽症こどものみかた」での講義内容が元になっています。何年も一緒に2人でやっているのですが、いつ聴いても児玉先生の講義は学びが多く、受講生からの反応もいいです。唯一反応が悪いのが彼の「ギャグ」ですが(笑)。さて本書の中身ですが、講義でのエッセンスが詰まっているだけではなく、さらに進化し深化しています。エビデンスは最新のものになっており、進化しています。さらに予防接種、検査、薬の飲ませ方、コミュニケーション、発達障害など、小児外来診療において重要な部分がきちんと盛り込まれており、深化しています。豊富な経験に裏付けられた経験知やパールもふんだんに盛り込まれており、小児に関わる医療者であれば一度は通読するべき本です。じっくりと本書と向き合ってください。まるで児玉先生がそばにいて教えてくれるような気持ちになりますよ。実物より本の方が静かに児玉先生に向き合えるので、気が楽かも、です。読んでから児玉先生に会う、児玉先生に会ってから読む。どちらもよいかと思います。 『こどものコモンディジーズ』を子どもや家族に真摯に関わり、HAPPYにしたいと心から願うすべての小児医療関係者に推薦します。子どもを診たくてうずうずしますよ! 子どもの診療をもっともっと学んで、もっともっと楽しもう!! 2018年8月              兵庫県立こども病院感染症科 部長 笠井正志

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