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v この本は看護師さん向けのセミナーがきっかけになりました。これからは医師も看護師も対等に学んでいける世の中になると思っています。医師の視点から「看護師さんはこういうことをみて説明してくれると助かるな」ということをそれぞれの項目に書いています。患者さん向けの説明書と併せて活用いただければ幸いです。 医療を為す中で、一番大事なことは医療者自身が健康であることです。鍼灸の師匠である藤本蓮風先生には、私の体調管理だけでなく、臨床に向き合う情熱をいただいています。ここに感謝申し上げます。 ちょうど今年は、私の医師としての憧れであり目標である父明彦先生が長年の現役生活に区切りをつけた年でした。こだま小児科は20周年の節目を迎え、開設した母マサ先生にもよい恩返しになればいいなと思っています。父と母、二人の偉大な小児科医がいなければ今の私はあり得ませんでした。 最後に、良い時も悪い時もそばにいて力づけてくれる妻祐貴子、写真の撮影にも快く協力してくれて笑顔で後押しをいっぱいしてくれた子どもたち帆南、一真にも、たくさんの感謝を伝えたいと思います。いつもありがとう。 これからの医療は、さまざまな職種の人たちが、正直にお互いの違いを分かち合い、お互いが握りしめている正しさを手放し、違いを融合させて、チームになって最高を目指していくものだと思っています。 小さな光ではありますが、愛の光がすべての世界を照らしますように。 2018年8月児玉和彦

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