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せない検査であり,微細な血管構築の観察,正確な血管狭窄度の計測や血管解離所見,側副血行の評価などの情報を得るには,やはり脳血管撮影が必要である.また,脳動脈瘤コイル塞栓術や急性期脳血管再開通療法などの脳神経血管内治療が発展してくるに従って,その基本としての脳脊髄血管撮影の重要性はさらに増していると言える. 脊髄血管撮影は施行件数も少なくや図3● DSA撮影の原理図2●Digital subtraction angiography(DSA)A,D:造影像(コントラスト像)  B,E:造影前像(マスク像)  C,F:サブトラクション像A−B,D−Eにより,血管のみを描出したC,Fの画像ができる.ADBECF1311脳脊髄血管撮影とは章 脳脊髄血管撮影の基礎知識

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