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4「超」入門 手術で治すしびれと痛み状が悪化するのが特徴である.そのため神経の走行を理解したうえで,最も障害されやすい動きを理解し,日常生活動作で同部へ負担のかかるような動きで症状が悪化するのかどうかを確認したり,同部へ人為的に負荷をかけることによって症状が悪化するかどうかを診ることは診断をつけるうえで有用である.また,職業や趣味などを聴取し,神経症状へ与える影響との関連を推察することも大切である. 麻痺については,慢性に経過している場合などは思いのほか患者自身が気づいていないことも少なくない.そのような場合には筋萎縮が進行し,上肢であればなんとなく手が動かしづらいと,巧緻運動障害を訴えることもある.4Tinel徴候とTinel様徴候 Tinel徴候とは,障害された神経幹を指先で叩くと神経再生の前兆として,神経の走行に沿って固有知覚野を中心にムズムズ感が生じる現象である.これは,知覚神経線維が再生す1-1-z2Dz4図2 代表的な上肢末梢神経障害に伴う麻痺:正中神経麻痺による猿手A:母指球の筋萎縮(赤丸部分が筋萎縮).  B:母指対立筋の麻痺.C:対立筋の麻痺()によりうまくOKサインができない.D:正中神経の枝である前骨間神経が麻痺すると,母指と示指の第1関節の屈曲ができない祝祷指位となる.ACBD

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