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うすればよいのか。次々と繰り出される人間味あふれる問答に、そのヒントが散りばめられている。なーんだ、簡単だ、当たり前だと思わせる絶妙の筆致。ところが、その当たり前が、実際の臨床では実行されていないという現実。当たり前だって言うのなら、じゃあ、なぜアクションを起こさないのか? 飾りっ気のない本音の主張がぐいぐいと。迫力に気圧されつつも、それが何とも心地よい。コアにしっかりと真実を抱えているから、すーっと頭に入ってくる。 だからといって、タイトルに惑わされて「ねころんで」はいけない。何しろ高度のテクニックとノウハウが詰め込まれているのだ。メモを書き込む、アンダーラインを引く、書き写す。ほらほら、シャンと背筋が伸びてきた。気づけば、きちんと座り直している自分。そうか、この本は、姿勢を正して真っ正面から向き合う仕立てなのだ。 本書はベストセラー『ねころんで読めるてんかん診療』(2016年)の続編である。てんかん治療最前線に立つ著者の、持ち前の明るい人柄が本の姿になって再登場。さあ、4年ぶり、中里劇場の幕開けだ。榎 日出夫聖隷浜松病院 てんかんセンター長

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