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1章眼瞼1霰粒腫摘出術15「超入門」眼科手術基本術式51 改訂版ある.●①麻酔 経皮膚法と同じでよい.●②摘出術 挟瞼器を付け,眼瞼を反転し,尖刃刀でマイボーム腺の走行と平行に霰粒腫のある瞼板結膜を切開する.内容物である肉芽腫がみられる(図15)が,鋭匙やガーゼを用いて郭清・摘出する(図16).切開部から囊胞状構造の内面を視認し,なるべく取り残さないようにする(図17).バイポーラーで止血をして挟瞼器を外し,終了する.術後は抗菌薬の眼軟膏を塗布し,圧迫眼帯しておく. なお,いずれの方法でも採取した組織は病理検査に出して,本当に霰粒腫であったかを確定しておく3). 図11  4:19 採取した検体を病理検査に出す 図12  5:44 囊胞状構造内の肉芽腫を完全に取り切ったところ 図13  5:54 余剰の霰粒腫の前壁をトリミングもともとは瞼板の前壁であった. 図14  8:54 止血の後,挟瞼器を外し,皮膚を縫合して終了した 図15  局所麻酔の後,挟瞼器を付け,病巣部の結膜をマイボーム腺の走行に沿って切開すると,内容物である肉芽腫がみられる症例2:23歳の女性,前葉に傷害のみられない左下眼瞼の霰粒腫例(図15〜17).経結膜法.

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