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13難症例への対処 1 硬い核・成熟白内障の克服1章途中でECCEへのコンバートや,角膜切開では,サーマルバーンを来しやすいためである.PEAで必要なので,自分の使っているPEA装置に適応できる最小径のものを選択する.Dived and Concur(DC)が基本であるが,硬い核の場合はチップ以上の幅はスリーブが溝にあたり深く掘ることができない(図6A,B). 細いチップを使うとスリーブとの間に余裕があり,核の削り出しがやや容易である点と,意外に硬い核でも,破砕が太いチップより可能である(図7). また,OZilやStellarisのFXなどのトーショナルPEA装置を持っている際は,硬い核への対応は十分可能と思われるが,硬い核はおおむね皮質が少ないので,パンチアウトではなくトーショナル中のチップの後囊接触により破囊を来すので,硬い核の採取処理の際は,凝集型のOVDで残存核を浮かして処理すると安全に手術を進めることができる(図8).図3 非常に硬い核の前眼部写真E-L分類の4以上は確実.図2  硬い核の前眼部写真スリット光で核硬度E-Lで3以上あるのが分かる.図1 硬い核対策のフローチャート硬い核どのくらい硬い?ある程度の硬い核は処理可能?後囊orチン小帯断裂(医原性断裂)最終的に水晶体囊が全部とれる自分の経験値?今ある機械合併症は?U/Sの難易度上昇①②③④⑤①~④でそれぞれ考え,対策を図るとトラブル回避率が上昇する.①固さ診断②経験数③U/Sの設定,コツ④術野などの確保IOL挿入IOL縫着

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