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はじめに この「はじめに」を書いている2018年7月、ぼくは日本スペイン協会が提供しているスペイン語技能検定3級1次試験の不合格通知を受け取りました。これで3回目です。全部で6級あるスペイン語検定ですが、実は4級試験でも1回落ちています。 何が申し上げたいかと言うと、ぼくは語学の才能に恵まれているわけではない、単なる凡人に過ぎないということです。おまけにそれほど努力家というわけでもない。今回の試験結果の原因もはっきりしています。単純な勉強不足です。スペイン語和訳のほうは上手くいったのですが、和文のスペイン語作文の勉強は不十分でした。勉強が不十分であれば試験に合格しない。アタリマエのことです。 要するに、本書は「語学の天才が、語学はこういうものだよ」と上から目線で指南する本ではなく、単なる凡人が凡人なりの突破口を模索した、というだけの話なのです。 試験に落ちるのは愉快な体験ではありません。かといってぼくは絶望しているわけでもありません。落ちた試験はまた受ければよいのです。初めて受験したときよりは、2度めのほうが成績がよかったです。3度めはさらに少しよくなりました。今回の不合格通知を受けて、今度はもう少し工夫をし、努力を重ねて、前回よりはましになりたい。そうやって、ささやかながらの努力を続けていれば、いつかは3級試験だって合格できると思います。そして、2級試験、1級試験だって…1級はちと無理かな。プロレベルなので。 ぼくの夢はマルチリンガルです。なので、現在、英語、スペイン語、フ

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