1章 データの種類 17 ここで大事なことは、データの種類が違うと、使用できる統計法に違いがあることです。そのため、まず得られたデータの種類が何かを判定できないと、適切な統計法を選択できなくなってしまいます。 データの種類は、いろいろな方法で区分することができますが、ここでは、データ自体の特徴の違いによる区分について見ていきましょう。 まず、データは数値データと分類データの2つに大きく区分される、と覚えておきましょう図1。そして、数値データは量的データ、分類データは質的データと呼ばれることもあるので、これらの名前も覚えてしまいましょう。これらの2種類の呼び方を覚えておくべきなのは、医学研究の場合には数値データと分類データ、看護研究の場合には量的データと質的データという呼び方がよく使われているからです。 さて、数値データはさらに連続データと離散データに区分されます。また、分類データもさらに名義データと順序データに区分されます図1。 データの種類を判定できてのみ、適切な統計法を選択できるようになる！図1 データの種類データ数値データ（量的データ）分類データ（質的データ）連続データ名義データ離散データ順序データ
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