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確実な第一歩を踏み出すきっかけをお話します。 第3章では出版企画書の書き方について述べていきます。おそらくこの第3章が本書の心臓部分にあたるでしょう。よい出版企画書が書ければ、それは出版への道筋ができたということ。あとはそれを出版社に持ち込むだけです。ただし「よい出版企画書」であることが前提です。そのためには「ネタ」「企画」「プロフィール」もブラッシュアップしなければなりません。本章ではそのためのお手伝いをさせていただきます。 第4章は、私が処女作を出版した際の体験談をお話しします。一般論や抽象論だけでは、なんとなくイメージして、そこで終わってしまいます。私の浅くつたない経験ではありますが、出版が決まるまでの長い道のり、苦労話や失敗談、そして成功体験を共有させていただき、イメージを具現化していただければと思います。 第5章では、企画が受理されてから編集者との打ち合わせ、そして原稿を提出するまでの流れを紹介します。たとえば編集者との打ち合わせってどんな風に行われるのでしょうか。作家や漫画家が「ボツ!」と言われてピリピリしているイメージがありますよね。本章ではその誤解を払拭します。また、図表やイラストはどうするのか? などといった、原稿執筆に関する素朴な疑問や、原稿の自己添削である推敲のコツなどについてもお答えします。 第6章は他の章と比べると異色の章です。名刺の作成やサインの準備など、今回の出版とは必ずしも関係はありません。しかし、今後皆さんが「著者」になるにあたり、きっと役に立つと思われる項目についてお話しします。 第7章は、校正の仕方から完成した本が書店に並ぶまでについて説明します。校正・編集用語を整理し、校正記号を習得して、本の仕上がりの最終段階を着実に進めていきましょう。完成した本を初めて手に取ったときの感動を皆さんも味わってください。

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