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121 ─ レセプトは診療費を保険者へ請求するためのもの保険診療では、医療機関で診療を受けた人が、治療費の全額を支払うわけではありません。患者は治療費の一部だけを窓口で支払い、残りの費用は保険者 ▶説明1から医療機関に支払われます。(詳しくはLesson1・09 ▶p.50も参照してください。)保険者に医療費の残りを支払ってもらうには、診療所から請求しなければなりません。そのために、「この月にこの患者にどれだけの医療を提供したか」を明細にしたものが、レセプト ▶説明2です。1 ·01どうしてレセプト請求が必要なのかレセプトの目的とレセプト請求の流れを知ろう ✔レセプト(=診療報酬明細書)は、診療費を保険者へ請求するためのもの。 ✔患者ごとに、ひと月1枚ずつ作成する。 ✔請求を1カ月分まとめて審査支払機関に送る。「保険者」を説明するときは、「保険証を発行するところ」または「健康保険料の支払い先」と言うと、わかってもらいやすいでしょう。「診療報酬明細書」も、レセプトのことです。厚生労働省の告示や通知などでは、「レセプト」ではなく法律上の名称の「診療報酬明細書」と書かれていますので知っておきましょう。12説明説明

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