80れを算定する月はこれは算定できない」という、併算定不可があるものが多数あります。併算定できるものとできないものを、やみくもに覚える必要はありません。まずは、医学管理料の算定時には「併算定不可のものが多い」ことを思い出すことができ、参考書や点数表などで調べることができれば十分です。慣れてきたら、自院でよく算定する項目だけでも「これは併算定できない項目があったような気がする」ことが思い浮かぶと調べるのも速くなります。よく算定する項目については注意点をまとめて、院内で共有すると、なおいいですね。併算定不可項目を覚えるより、そのつど点数表や参考書などを調べる習慣がついている人のほうがミスは少なく、結果的に仕事は速いです。ただ、「医学管理料には併算定不可が多い」ことを知らなければ、点数表を見ることもできません。「ここを調べよう」という注意ポイントに気づけること、めんどうがらずに実際に資料に目を通せるかどうかが、現場では大切です。4 ─ 上限回数や対象疾患Bの項目それぞれで、「月2回を上限」「月1回にかぎり」「1患者1回のみ」▶説明1のような回数の決まりや、「○○を主病とする」のように対象疾患が定められています。これも、まずは「回数や対象の制限がある」ことを知っておいて、資料に目を通すことができるようになりましょう。電子レセプトでは、併算定不可項目や回数超過があると自動的にエラーになるものが多いです。「月」は、月初(1日)から末日までで考えます。たとえば「月1回まで」は、3月31日に算定した場合、4月1日から再算定できます。「週」は、日曜日をはじまりとして土曜日までを1週間として考えます。1説明
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