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343.請求方法確認支払いについても初回によくご説明することが重要です。支払いの方法は、Lesson2・02のように、患者宅で受け取る、口座振替、口座振込、窓口に来てもらう、などが考えられます。口座振替の場合は、説明および口座振替依頼書をお渡ししたか、そのあと振替依頼書を回収したか、記録しておきましょう。2 ─ 該当する場合に確認すること1.公費の適用公費について、適用の患者であっても、初回からもれなく申請してくださるとは限りません。医療費助成の医療証や、障害者手帳等をお持ちかどうか、声をかけて確認するようにしましょう。在宅医療のスタート時は、患者・家族もそこまで気が回らず、数か月経ってから公費対象だとわかったりします。必ず最初の面談の際に確認しましょう。2.要介護認定の有無要介護認定は原則65歳以上ですが、例外的に40歳以上で対象になる場合もありえます。▶説明2要介護認定がある人は、介護保険証と負担割合証のふたつを確認します。保険証類と同じように、確認した日付とともに記録しておきましょう。介護保険該当者であれば、担当ケアマネジャーの所属・連絡先を早めに確認しておくと安心です。3.訪問診療なら同意書・計画書への署名往診だけなら必要ありませんが、訪問診療の場合は、Lesson2・01でも出てきましたが、40~64歳で要介護認定の対象になるのは、以下の16疾病です(特定疾病)。がん末期/関節リウマチ/筋萎縮性側索硬化症/ 後縦靱帯骨化症/骨折を伴う骨粗鬆症/初老期における認知症(アルツハイマー病、脳血管性認知症等)/進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病(パーキンソン病関連疾患)/脊髄小脳変性症/脊柱管狭窄症/早老症(ウェルナー症候群等)/多系統萎縮症/糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症/脳血管疾患(脳出血、脳梗塞等)/閉塞性動脈硬化症/慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎等)/両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症2説明

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