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643 ─ 基本診療料との関係の違い患者宅に出向いて診療を行なったら、そのつど、往診料か訪問診療料のどちらかを算定します。このふたつが、出向くことに対する点数であり、4階建ての2階部分でしたね。そして、往診料は1階部分(基本診療料)を含みませんが、訪問診療料は基本診療料が含まれています。そのため、訪問診療料の算定時は基本診療料を算定できません。往診料は初診料や再診料とともに算定し、時間加算や明細書発行体制等加算など、初・再診料につく加算もあわせて算定できます。患者や診療内容による個別の診療料在医総管、施設総管出向くことの点数診療をすることの点数訪問診療料往診料初診料、再診料4 ─ 回数の違い訪問診療料の算定は1日単位で、往診料は1回単位です。つまり、往診では、必要な理由があれば回数の制限はなく、同じ日に何回でも往診料を算定することができます。訪問診療は、その日に算定できるのは1回だけですし、原則週3回までと、週の回数にも上限があります。往診の翌日に訪問診療に行くことも、原則として認められません。なお、同じ日に訪問診療料と往診料を算定することは認められています。訪問診療料と往診料を同日に算定できるのは、訪問診療の後に患者の急変があり往診を行なった場合です。往診の翌日の訪問診療は、在支診や在支病だけが算定できることになっています。

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