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3評価に活用できるので、教員にとっても、基準がぶれたりせず評価がスムーズに行えます。 もう一つ配慮した点として、初心者がとりくみやすい、一番演習しやすい方法に特化して記述しました。たとえば、セッシを使わず(セッシ操作をせず)、手袋を使って吸引チューブを取り出す方法を紹介しました。また、吸引チューブの保管についても、消毒薬を使わず、チューブの外を清浄綿で拭く必要がない乾燥法による演習を紹介しています。 それでも、吸引器を触ったこともない人が、手順の最初から最後までの流れ全部を、一気に学ぶことは難しいものです。そこで、評価項目に沿った演習を行う前に、「基本のき」からはじめられるように、ポイントとなる重要な手技を抜き出した「基本演習」を示しました。また、書籍だけでは伝わりにくい「動き」「声かけ」などを体感してもらえるように、動画のDVDをつけました。 まず「基本演習」を終え、書籍と動画で流れをしっかり頭に入れてから、「演習シナリオ評価票」を用いた演習に取り組むことをお勧めします。 さあ、本書を活用して、「医療的ケア」「喀痰吸引等研修」の演習に自信を持って臨んでください。2016年2月  著者を代表して 渡辺裕美

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