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883536373839404142感温部感温部スイッチ表示部プローブ赤外線センサー1・ 1体温測定 ■水銀体温計・電子体温計により腋 えき窩か(わきの下)で体温を測定すること、および耳式電子体温計により外耳道で体温を測定すること測定した体温をもとに、正常と異常、ケアの可否などの判断を行うことOK!原則として医行為ではないNG!医療職に依頼基礎知識平熱を把握しておくことが大切人間の体温は、体温調節中枢の働きによって熱の産生と放散の調整が行われ、一定の範囲内であれば、環境温度が変化しても体温はほぼ一定(36~37℃付近)に保たれています。そのため、体温に変化が見られたら、身体に異常が起こっている可能性があります。体温は、運動・食事・入浴・精神的興奮などの影響を受け、一定の範囲内で変動します(生理的変動)。また、睡眠中である午前2時~朝6時ごろが低く、活動中の午後3時~夜8時ごろが高くなるなど、1日の中でも変動(日内変動)します(正常な日内変動は1℃未満)。高齢者は、体温調節機能の低下や基礎代謝の低下などの原因によって、成人よりも体温が低いのが一般的です。しかし、平熱には個人差があり、体温の正常・異常の判断はその人の平熱を基準に考えますので、日ごろから利用者の平熱を把握しておくことがとても大切です。〈体温計の種類と特徴〉測定時間のめやす使用時の注意水銀体温計約10分水銀が途中で切れていないか、水銀が35℃以下に下がっているか確認する電子体温計予測式:「ピピッ」とアラームが鳴るまで。15~20秒実測式:約10分ケースから体温計を取り出し、スイッチを入れてみて、作動を確認する耳式電子体温計1~数秒耳の中が濡れていると正しく測定できない。耳垢がある場合は取り除いておく
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