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99第1章 ● バイタルサインの測定手順●わきの下で測定する場合1. 利用者に体温測定をすることを説明し、了解を得ます了解を得たら、体温計を準備します(左下の表参照)。その間、わきを閉じて安静 にしてもらいます。2. 利用者の体位を整え、体温計をわきの下に 挿入します              わきの下に汗をかいている場合は、衣服の襟元をゆるめて、乾いたタオルで汗を拭 きます(汗が乾く時の気化熱により体温が奪われ、低く測定されるのを防ぐため)。測定は、原則として、毎回同じ側で行います。麻痺がある場合は、健側で測定します。3. 10分後(または測定終了の電子音が鳴ったら) 体温計を取り出します           実測式の場合は、測定時間は10分がめやすです。 予測式(アラーム機能付き)の電子体温計は、「ピピッ」とアラームが鳴るまで待ちます。わきと体温計がぴったり密着するように押さえる30~  45度●体温計は、下から上へ45度位の角度で挿入●感温部(体温計の先端)が、わきの下中央部に当たるように●体温計の位置がずれないよう、反対側の腕で押さえてもらう(利用者が押さえられない場合は、介護者が軽く押さえる)わきの下のくぼみ中央部に当て、正しく測定する

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