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12ケアマネジメント支援のはじまり(土を耕す)章1材が足りないなら、探したり、今あるものを改良したり、新しく作ったりすることを視野に入れたケアマネジメントが重要です。つまり、地域包括ケアシステムの最小単位である1つひとつの植木鉢を、地域の皆で大切に作り続けていくその先にこそ、地域包括ケアシステムが見えてくるのだと思います。地域包括ケアシステム構築にあたり、その中核ともいえる役割を担うケアマネジャーには、その資質向上が強く求められています。研修カリキュラムの見直し(図1-2)、ケアプランの適正化、課題整理総括表の活用など、さまざまな取り組みが進められています。主任ケアマネジャーが実践と研修によって力をつけ、地域でケアマネジャーをきちんと指導・育成できる「ケアマネジメント支援」のしくみを確立することは、行政にとっても、地域にとっても重要な課題となっているのです。

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