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4れること。力になってほしいと思っていた地域の方から、「お前も近所に住んでみろ!」と怒鳴られること。そして、以前なら入院適応であっただろう重い病状の方が次々と退院され、在宅生活を余儀なくされること。このような状況に対峙し、ケアマネジャーとしての役割を担うためには、一人ひとりが、ゆるぎない「価値」を培い、幅広い「知識」を身につけ、それを目の前の利用者に合わせて応用実践できる「技術」を獲得していくことが必要不可欠でしょう。しかしながら、こういった実践力を獲得する道のりの中で、「自分の判断は、福祉の価値に照らし合わせてどうなのだろう?」と迷うことが多く、せっかく学んだ理論も、利用者の支援にどう活かせばよいかわからない、そんな現実に直面します。そして、自分の行った実践が良かったのか、悪かったのか、適切な評価を受ける機会もなく、専門職として成長した実感も持てない中で、次、そのまた次と、利用者を担当していくのです。――疲れたときに、誰かに話を聴いてもらいたい。自分の実践を誰かに評価してもらいたい。そして、ケアマネジャーの仲間と一緒に支え合いたい。みなさんも、そう願われたことはないでしょうか? こん

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