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6れている時代背景について簡単に触れた上で、Part 4と5では、「在宅医療・介護連携推進事業」と「生活支援体制整備事業」について、具体的な取り組みへのヒントを整理しています。Part 6では、地域包括ケアシステムの推進役である地方自治体が、地域の関係者とともに、この壮大なチャンレジにどのように取り組むべきなのか、私の限られた経験に基づき、ヒントを整理しています。第2部では、全国の地域包括ケアシステムの取り組みについて、5つの事例を取り上げて解説しています。第3部では、本書の監修者であり、日本地域包括ケア学会の初代理事長でもある、埼玉県立大学理事長の田中滋先生との対談を収載しました。田中先生は、2008年度以降、地域包括ケア研究会の座長を務められ、私自身も事務局として関わる中で、多くのことを教えていただきました。私自身の能力的な制約と、生業としているシンクタンク・行政コンサルタントとしての立ち位置もあり、地域包括ケアシステム全体についてバランスよく解説できていない点はご容赦いただきたいと思います。いまだ完成型をみない地域包括ケアシステムですから、正解ではないことも含まれているかもしれません。それぞれの現場での議論のたたき台になることを期待しています。2020年1月岩名礼介

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