T280640
11/12

ここがポイント!ここがポイント!ここがポイント! 1章●よりよいケアを目指した先にある「地域づくり」   11なり、本人は客体として専門職の判断に従って治療を受ける構造が有効だと考えられていました。「病気を取り除くことが目標となる『医療モデル』を前提にすれば支援は病院で完結しうるわけです」と堀田さんは言います。これに対して、「生活モデル」は、QOLが広範な環境的要因の連鎖によって規定されるという因果観である点が、「医療モデル」と大きく違っています。ここで目標となるのは、病気や障害があってもなくても、その人らしく充実した生活を送れるようにすること、すなわちQOLの改善です。堀田さんは、「QOLの向上を目指そうとすれば、その資源はその人の暮らしの場全体に広がっているはずです。住んでいるところの周辺のつながりかもしれないし、仕事や学び、趣味のつながりかもしれない。出典:「在宅患者にどんな歯科介入が求められるのか ~歯科医師・歯科衛生士への期待~」    あおぞら診療所 川越 正平■図2 End of Life における軌道がん高低内臓疾患認知症・老衰身体の機能時間死亡

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る