7 その方法論の第一歩として、私たちは10項目の点検シートを考案しました。同シートで自分の援助を振り返ることにより、アセスメントの中心にクライエントがいるかどうかを確認することができます。1章では、本人主体のアセスメント点検シートを提示したうえで、10項目を順に説明していきたいと思います。「本人主体のアセスメント」10項目の点検シート1章●本人中心型アセスメントのすすめNo.項 目点検1最初の出会いのとき、感謝や労ねぎらいの言葉が自然に湧いてくる。□2周りから入手した本人の事前情報に惑わされない。□3本人に「聴く」ことからはじめている。□4本人と一緒に課題を考え、計画をつくり、評価をしている。□5支援が行き詰まったときには、原点である本人の思いに立ち返る。□6援助者の存在が、本人や周りの関係に影響することを知っている。□7本人が自らの力を信じることができるようなかかわりをもつ。□8個人情報の取り扱いにおいては、本人の利益を優先する。□9「組織の利益」よりも「本人の利益」を優先する。□10アセスメントの中心に本人がいるかどうかを常に点検し続ける。□
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