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 1-1周産期医療体制と助産師の役割機能:周産期医療体制………………………………15表1-1-1 総合周産期母子医療センターおよび地域周産期母子医療センターの役割役 割基 準総合周産期母子医療センター・常時、母体・新生児搬送を受け入れる・リスクの高い妊娠に対する医療、高度な新生児医療等の周産期医療を行う・必要に応じて、当該施設の関係診療科または他の施設と連携し、産科合併症以外の合併症を有する母体に対応できる・都道府県が指定する1 母体胎児集中治療管理室(MFICU)(6床以上) ・複数名の産科担当医師(24時間体制) ・常時3床に1名の助産師または看護師2 新生児集中治療管理室NICU(9床以上) ・新生児医療担当医師1名(24時間体制) ・常時3床に1名の看護師3 GCU(NICUの2倍以上の病床数) ・常時6床に1名の看護師4 分娩室 ・原則、助産師および看護師が病棟とは独立して勤務している  ただし、MFICUとの兼務は差し支えない5 その他 ・麻酔科医の配置 ・NICU入院児支援コーディネーターの配置が望ましい地域周産期母子医療センター・比較的、高度な医療が行える・都道府県が認定する・NICUを備える小児専門病院等の場合、産科を備えていなくても認定は可能・地域周産期医療関連施設等からの救急搬送や総合周産期母子医療センターからの戻り搬送を受け入れるなど、総合周産期母子医療センターやその他の地域周産期医療関連施設等との連携を図る1 産科(ある場合) ・帝王切開術が必要な場合に迅速(おおむね30分以内)に手術ができる医師(麻酔科医を含む)およびその他の各種職員2 小児科(新生児医療を担当する) ・24時間体制を確保するために必要な職員3 新生児病室 ・病院内に小児科担当医師(24時間体制)がいる ・設定した水準の新生児医療を提供するために必要な看護師が適当数勤務している ・臨床心理士等の臨床心理技術者を配置すること  ※特に、助産師の配置数は決められていない(文献1より引用)1,206,555施設分娩取り扱い施設数5,0004,0003,0002,0001,0000平成81996平成111999平成142002平成172005平成20平成23平成26200820112014診療所病 院出生数1,250,0001,150,0001,050,000950,000850,000750,000650,000人2,2711,7201,3271,0511,2431,0411,1261,4411,3211,6121,5031,8031,6252,0721,177,6691,153,8551,062,5301,091,1561,050,8061,003,539平成23年院内助産所72か所助産師外来458か所平成20年院内助産所31か所助産師外来273か所図1-1-1 分娩取り扱い施設数の減少

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