29第1部 妊娠がわかったら1出産場所を決めましょう●どこで分娩するかをご家族でよく話し合って決めてください(今通っている病院・クリニックで、他の病院で、助産院で、里帰りして、など)。●妊婦健診は、分娩する病院、またはその病院と連携しているクリニックで受けることをお勧めします。妊娠経過がわかっていることで、急な変化にも対応しやすいからです。●通常、初診時に分娩予約を取ります(分娩予約のない妊婦さんの健診は行わない施設も多くあります)。分娩予約については、それぞれの病院のホームページなどをご覧ください。●今、通っている病院・クリニックから他院での分娩に変更する場合は、早めに知らせるようにしましょう。●どこで分娩するかを決めるときには、それぞれの妊婦さんがもつリスクを考えて選ぶ必要があります。持病がある、前の妊娠で重い合併症があった、前回が早産であったなどさまざまなことが今回の妊娠に影響します。妊婦さんによってはそのリスクに対応できる施設での分娩が必要になることがあります。薬を飲んでいる方へ●妊娠中の薬剤の使用はできるだけ避けるべきですが、病気のときはしっかり治療してください。医師に妊娠中であることを伝えれば、妊娠中も安心して飲める薬が処方されますので、指示通りに服用してください。●妊娠した後も薬を継続して服用しなければならない病気は多くあります。そのような方は、妊娠する前にその病気の担当の先生に相談して妊娠することをお勧めします。また、妊娠した後にその薬の影響が心配な場合にも産婦人科で相談できます*。●薬によって赤ちゃんへの影響がとくに出やすい時期は妊娠4~7週です。妊娠に気づかずにこの時期に薬を飲んでしまった場合は、念のため23
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